
©新挑限・KADOKAWA/じいさんばあさん若返る製作委員会
アニメニュースサイト「aninado」が2020年度より
新米小僧さんから引き継ぐ形で行われているこの企画。
https://aninado.com/archives/2024/12/07/1070/
■「話数単位で選ぶ、2024年TVアニメ10選」ルール
・2024年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
・集計対象は2024年中に公開されたものと致しますので、
集計を希望される方は年内での公開をお願いします。
このブログでは3年ぶりの企画参加となります。
選定作品とエピソード
- 姫様“拷問”の時間です EPISODE #11
- 最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。 第1話「ひとりの旅へ」
- ダンジョン飯 第18話「シェイプシフター」
- ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する
episode.10「香り煙草に火がともる」 - バーテンダー 神のグラス 第10話「心の棘」
- 義妹生活 第3話「反射 と 修正」
- 負けヒロインが多すぎる! 第一話「プロ幼馴染 八奈見杏菜の負けっぷり」
- アオのハコ 第5話「水族館」
- 結婚するって、本当ですか #10「デートするって、大丈夫ですか?」
- じいさんばあさん若返る 第11話「じいさんばあさんと冬休み」
姫様“拷問”の時間です EPISODE #11
脚本:筆安一幸 絵コンテ・演出:高橋謙仁 演出補佐:范言新
総作画監督:河野敏弥、加藤けえ、迫江沙羅
作画監督:曾品喬、蔡孟書、范言新、劉玟萓、李育蓁、葉奕呈、
吳亭頤、吳曉蓉、 黒絵レイ、謝孟夏、一土、村木智彦、趙小川、
徐超、陳玲玲、蒋海華、沈益智、伝動軸、馮亦範
吳亭頤、吳曉蓉、 黒絵レイ、謝孟夏、一土、村木智彦、趙小川、
徐超、陳玲玲、蒋海華、沈益智、伝動軸、馮亦範

©春原ロビンソン・ひらけい/集英社・国王軍第三騎士団
姫様が魔王軍の拷問官に屈する様を面白おかしく描いた本作。
中でも第11話には若返ったトーチャーが多方面から可愛さをぶつけてくるような
エピソードがあり、伊藤静さんの演じ分けも相まって特に印象に残りました。
エピソードがあり、伊藤静さんの演じ分けも相まって特に印象に残りました。
(姫様と男騎士の寸劇を面白おかしく見せていた6話も捨てがたいけど、
何度も見たくなるという点でこちらの話数を選出)
この拷問は姫様じゃなくても陥落するだろうと思うような話ばかりで、
見ていて多幸感に包まれる作品でした。2期も楽しみです。
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。 第1話「ひとりの旅へ」
脚本:高山カツヒコ 絵コンテ・演出:山内重保
総作画監督:李少雷 作画監督:葉増堯、清水勝也

©ほのぼのる500・TOブックス/「最弱テイマー」製作委員会
撓りを利かせた人物作画、森羅万象ありとあらゆるものに
生命が宿っているかのような空間描写、まごうことなき山内さん演出回。
氏が総監督を務めたこの作品では初回だけの本編参加だったけれど、
濃密な導入部分を見れただけでもこの作品への満足度は高かったです。
(山内さんが終盤ハイペースで登板されていた戦国妖狐も気になる)
ダンジョン飯 第18話「シェイプシフター」
脚本:うえのきみこ 絵コンテ:雨宮哲 演出:成田巧
総作画監督:竹田直樹
総作画監督:竹田直樹
作画監督:桐谷真咲、坂本俊太、中島順、ハニュー、楠木智子、斎藤和也

©九井諒子/KADOKAWA/「ダンジョン飯」製作委員会
会話劇中心のAパートからライオスとシェイプシフターの一騎打ちを
アオリ主体の勢いある構図で見せたBパートのメリハリ感が良かったです。
ダンジョン内の食料事情や生育体系の蘊蓄を丁寧に描いた1クール目、
狂乱の魔術師を探す目的の元、探索者同士の関係性が錯綜し始めた
2クール目と加速度的に面白くなっている作品であり、
2クール目と加速度的に面白くなっている作品であり、
その中で幕間寄りではあるけど中毒性の高かったエピソードを選出。
ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する
episode.10「香り煙草に火がともる」
シナリオ:待田堂子 絵コンテ:吉川博明 演出:梅本駿平
総作画監督:田中穣、長森佳容
総作画監督:田中穣、長森佳容
作画監督:時永宜幸、志水よし子、西村千春、阿形大輔、龍光、Triple A、Revival

©雨川透子・オーバーラップ/ループ7回目製作委員会
ミシェルの回想パートの煙の描き方が格好良かった。
火薬の爆風から彼の吸っている煙草に繋がるカット割りも洒落ていて良い。
あと前半の男装がバレたリーシェとアルノルトのやり取りも
微笑ましく見れて純粋に一話数としての満足度が高かった。
ディティールの拘りように対して人物描写も構成も割とあっさり目な
印象を受けたけれどそれでも確かな演出力と作画に支えられた
作品であることは間違いない。
バーテンダー 神のグラス 第10話「心の棘」
脚本:國澤真理子 絵コンテ:大森英敏 演出:JOLちゃん
総作画監督:植田羊一 作画監督:廣瀬督、Youn Su bin、柳然晙、權恩珠、金仙渼

©城アラキ・長友健篩/集英社・Bar hoppers
雨の中、佐々倉さんが美和さんを見送る時の水滴の描き方が印象に残った。
佐々倉さんのバーテンダーとしての矜持を画の力でより強く表現している良エピソード。
義妹生活 第3話「反射 と 修正」
脚本:広田光毅 絵コンテ:上野壮大 演出:上野壮大、久保太郎、村田尚樹
総作画監督:仁井学 作画監督:森本浩文、森川侑紀、亀谷響子、佐藤陵、
伊藤智子、棚沢隆、小野あゆ美、澤田知世、杉本海帆、石川洋一、許睿雄
総作画監督:仁井学 作画監督:森本浩文、森川侑紀、亀谷響子、佐藤陵、
伊藤智子、棚沢隆、小野あゆ美、澤田知世、杉本海帆、石川洋一、許睿雄

©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会
義妹・沙季が義兄・悠太への本心を明かすエピソード。
#義妹生活 3話
— 落花 (@raltuka_run) July 18, 2024
日記を用いた綾瀬さんの深層心理の描写が印象的
一見淡々としていてどこか危うさがある人間関係を
ドキュメンタリーのようなカメラ演出を交えて
第三者の視点で見ていくことに妙な快感を得られる
お互い共依存になりそうな所を浅村君がギリギリの所で
踏みとどまっているのが良い
上野監督の絵コンテ・演出(演出は3人体制)による
— 落花 (@raltuka_run) July 18, 2024
叙情的な演出は今回もまた冴えわたっていたと思う
タイパ重視の昨今の人気作品とは真逆の路線を
突き進んでいるけれど、その野心的な姿勢や良し
良くも悪くも今後の展開が読めない作りで、挑戦的な作品だったと思う。
負けヒロインが多すぎる! 第一話「プロ幼馴染 八奈見杏菜の負けっぷり」
脚本:横谷昌宏 絵コンテ・演出:北村翔太郎 作画監督:川上哲也

©雨森たきび/小学館/マケイン応援委員会
#makeine
— 落花 (@raltuka_run) August 3, 2024
かつての長井龍雪監督作品のような、
青春の甘酸っぱい一幕を実写と見間違うくらいの精巧な背景作画と
アニメ的な表現を適度に織り交ぜながら小刻み良く動く人物作画で
『魅せる』作品が久しぶりに出てきたなという印象
青春の尊さと辛さを高密度な映像表現で描いた作品。
全体通して充実度の高い作品だったけれど、
ヒロイン「八奈見杏奈」を初めて見た時の感動は
(初回のEDへの入りも含めて)今でも忘れられない。
アオのハコ 第5話「水族館」
脚本:柿原優子 絵コンテ:矢野雄一郎 演出:小山田桂子
総作画監督:谷野美穂 作画監督:小川麻衣、浦中利浩

©三浦糀/集英社・「アオのハコ」製作委員会
透明感溢れる色彩設計が印象的な作品で、
水族館というロケーションはこの作品に凄く合っていたと思う。
毎週ネトフリで先行配信分まで見ているこの作品だけど、
部活パートはわりかし順調な歩みを見せているのに対して
ラブコメ方面がやや停滞気味なのでこの頃の雰囲気を
また見たいと思っている一視聴者がここにいます。(千夏先輩派)
結婚するって、本当ですか #10「デートするって、大丈夫ですか?」
脚本:山下憲一 絵コンテ:西田正義 演出:ディーロク
総作画監督:丸山修二、西田美弥子 作画監督:ディーロク、晴れやか、時雨

©若木 民喜・小学館/ アニメ「結婚するって、本当ですか」製作委員会
最高(?)の形で終えられたデートの次の日の本城寺さんの
慌てふためき具合が面白かった。
声優陣の迫真の演技とギャグ表現の手数の多さが光った作品、
かと思いきや権田カオリー回のような異彩を放つ話数があったり
最後まで侮れない作品でした。
じいさんばあさん若返る 第11話「じいさんばあさんと冬休み」
脚本:菅原雪絵 絵コンテ・演出:西田正義
じいさんばあさん若返る 第11話「じいさんばあさんと冬休み」
脚本:菅原雪絵 絵コンテ・演出:西田正義
総作画監督:たかはしなぎさ、濵田悠示、田邉まほ
作画監督:ふくだのりゆき、長田雄樹、高瀬大輝、別所正直、小山りょう

©新挑限・KADOKAWA/じいさんばあさん若返る製作委員会
最後は西田さんにとって16年ぶりのTV監督となったこの作品で締めたいと思います。
命が燃え尽きるまでの情景を動的な表現を交えながら描いた原作と、
原作を元に独自の表現を加えてしっとりと描いたアニメ、
それぞれに違った良さがあり、集大成に花を添える一幕としての完成度の高さを感じられました。生きるとは何か、添い遂げるとは何か、理想的な死とはどういうものなのか、本当に色々なことを考えさせられる作品であったものの、この作品は常にどこか温かな空間で包まれており、些細な悩みを笑いや感動話で打ち消してくれるような、そういった安心感を感じられる作品でもありました。
惜しむらくは戦争で帰らぬ人となったイネばあさんの母の墓前で
じいさんばあさんが当時見せられなかった新郎新婦の姿を見せる話など、
映像化して欲しかったエピソードがまだいくつか残っていることです。
じいさんばあさんが当時見せられなかった新郎新婦の姿を見せる話など、
映像化して欲しかったエピソードがまだいくつか残っていることです。
いつかはホリミヤ-piece-みたいな形で再アニメ化されることを切に願います。
来年も良い作品に出会えますように。
来年も良い作品に出会えますように。
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